おなかが大きくなると、妊娠前と同じ姿勢で眠ると、息苦しくなったり、眠りが浅くなることがあります。妊娠7〜8カ月ごろには、心拍数がピークになるので、動悸がして熟睡しにくいというママも出てきます。
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■妊娠中睡眠の体勢
妊娠中は左半身を下にして寝るのがよい、言われることがあります。
理由は、左半身を上にすると、からだの右側に流れている大静脈が圧迫されつぶされた状態になってしまうことにより、血行が悪くなって苦しく感じたり、リンパ管が押さえつけられむくみが出る、ということですが必ずしも、左半身を下にすれば妊婦さんが苦しく感じないかといえば、一概にそうとはいえません。
お腹の赤ちゃんが逆子である場合は、右を下にしたほうがよいとも言われますしね。
また、妊娠中期以降に仰向けになって寝ると大きくなった子宮によって、大静脈が圧迫され血行が悪くなり、心臓に血液が戻りにくくなるので冷や汗をかいたり、息が苦しくなったり、息切れや顔面蒼白などの症状を起こすことがあるそうです。
しかし、中には臨月になるまで大の字で寝てもぜんぜん平気、という方もいらっしゃったりして、必ずしもすべての人に当てはまる症状であるとも言えないのです。 つまりは個人差があり、自分に合った体勢は自分で見つけるしかないということ。これに関しては、本当にどうしても「こうしなければならない」ということはありません。
いろいろな向きを試してみるのはもちろんのこと、枕の高さを工夫してみる、タオルケットや毛布を背中に挟んでみる、または妊婦帯をしてみる…等々、自分が一番楽だと思う方法を探しましょう。
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■シムスの体位
胎児が成長するにつれ、妊婦の体にも負担がかかってきます。横になったとき仰向けになるのが苦しく感じるようになってきたら、横向きのシムスの体位で楽になりましょう。
妊娠中期からは胎児の体重増加により、腰痛になりがちです。
特に妊娠後期になると、疲れたり下腹部が張ってくるようになります。そのような時はすぐ横なって休むようにします。
また、子宮が大きくなってくると、背骨と静脈を圧迫する様になりますので、血圧も急に下がってくることがあります。
仰向けに寝たときにふと気が遠くなるような感覚があったら、体を横向きにし、シムスの体位をとると楽になります。
シムスの体位をとる場合は以下のような方法でします。
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左右どちらか楽なほうにややうつぶせ気味に横になります。 下側になった足を少し後ろに下げます。 上側になった足は少し前に出して曲げます。
下側の手は背中のほうに回します。この場合、手は曲げて頭の下においてもかまいません。 上側の手は前のほうに置きます。
このシムスの体位は、最も力を抜きやすい体位です。妊娠中の休息のときや陣痛と陣痛の間の休息のときなどにとても効果があります。また、この体位で眠ると安眠もしやすいといわれています。
寝ている間にこの姿勢を保つのも少し難しいかもしれません。そのような方には、シムスの体位に適した抱き枕がありますので、こちらをおすすめいたします。
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