初めての妊娠には不安はつきものですよね。なかでも、出産時に会陰が切れてしまうことに恐怖心を感じる女性は多いようです。妊娠中に準備できることはあるのでしょうか?
「会陰マッサージ」という言葉を聞いたことがありますか?会陰を伸びるマッサージを妊娠中に行っていれば切開や裂傷を防ぐことが出来ます。
アメリカでは、妊婦さんは当たり前のように会陰マッサージを行っていて、なんと8割以上の妊婦さんが会陰切開をせずに出産しているそうです!
でももちろん会陰マッサージを行っていても赤ちゃんの頭が大きすぎたり、急な出産など、様々な要因で会陰裂傷する可能性はあります。
しかし、会陰マッサージをして柔らかく伸びる会陰をつくっておけば会陰切開、会陰裂傷を起こした時の治癒力が違い、治りが早くなるのでやって損をしたということにはなりません。
■会陰マッサージを始める時期
会陰マッサージを始める時期としては色々な意見がありますが、気の早い妊婦さんは15週辺りから会陰周辺部分のマッサージを始める人もいますが、20週辺りから始めてみている妊婦さんが多いようです。
特にいつから始めるといった決まりはないので、思い立ったときに始めてみましょう。
会陰マッサージのメインは臨月付近になってからですが、お腹が張りやすい時や、早産の恐れがある時はやるのを控えておきましょう。
34週にはいってから、分娩までの間、毎日行うと効果がしっかりとでてくるようです。
■会陰マッサージを行う前に
★デリケートな所のマッサージなので傷を付けないようにできるだけ爪を切り清潔な手で行うようにしましょう。
★肛門を触った指で膣を触らないようにしましょう
★体調の悪い時や、医師や助産師から安静の指示があるときは行わないでください。
★37週の正産期になるまでは、お腹の張っているときは無理に行わずにお休みしましょう。
■会陰マッサージのやり方
オイルを付けた指1-2本を膣に3-4cm挿入し、Uの字を描くように塗ってあげる。
さらに会陰の下側を、部分部分でくるくる円を描くように馴染ませていく。
時間とオイルに余裕がある時は肛門の後ろ側や周辺部分をついでにマッサージしておくといいですよ♪
マッサージしているとをするとオイルが吸収されてなくなってくるので、またオイルをつけてマッサージします。
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