切迫流産とは「流産になりかけている」という意味です。流産は妊娠11週までは非常に多く、胎盤が完成する15週を境に少なくなる傾向があります。
切迫流産
「切迫早産ぎみですね」と先生に言われてびっくりする方が多いんじゃないでしょうか?え?早産しちゃうの!?って。切迫早産と早産とは違うので慌てないで!
切迫早産
子宮頸管無力症とは、赤ちゃんが大きくなってくると、段々その重みを支えきれず、陣痛がないのに子宮口が開いてしまう、妊娠中期以降の切迫流産・切迫早産の原因のひとつです。
子宮頚管無力症
まだおなかの中で過ごしているほうが望ましい、妊娠22週から37週未満の時期に、赤ちゃんが生まれてしまうことを「早産」と言い、早産しかかっている状態のことを「切迫早産」と言います。
早産
通常のつわりであれば特に医療の介入は必要ないですが、妊娠悪阻まで達した場合、放置すると母子ともに命に関わる状態になってしまいますので、すぐに病院で診断を受け、治療等の対処が必要となります。
妊娠悪阻
おなかの中で赤ちゃんが十分に育たず、発育が遅れる、あるいは停止した状態のことを子宮内胎児発育遅延(IUGR)といいます。
子宮内胎児発育遅延
胎盤は普通、子宮の上部に位置していますが、胎盤の位置が赤ちゃんが子宮から出るための通り道である子宮口をふさぐ場所にできていることを前置胎盤といいます。
前置胎盤
妊娠後期に高血圧、タンパク尿、むくみの3つ、またはいずれかの症状が現れることを以前は「妊娠中毒症」といいました。しかし、現在は「妊娠高血圧症候群」と呼ばれています。
妊娠高血圧症候群 (旧妊娠中毒症)
妊娠中の出血は、ちょっと休めばおさまるもの、急いで病院で対処してもらわなければならないものなどさまざま。とにかく病院へ連絡をして支持を仰ぎましょう。妊娠中におおよそ2〜3割の妊婦さんが出血を感じるようです。
妊娠中の出血
妊娠中期には半数近くの赤ちゃんが逆子です。でも妊娠30週頃には約15%ぐらいになります。そして逆子のまま出産する人は全体の3〜4%程度です。
逆子
妊娠中に血糖値が高くなったり、血糖値が高い状態が初めて発見された場合を妊娠糖尿病といいます。元々糖尿病だった女性が妊娠した場合は、妊娠糖尿病とは呼ばず、糖尿病合併妊娠と呼びます。
妊娠糖尿病
赤ちゃんを包む卵膜が破れて、中の羊水が流れ出てくることを破水といいます。痛みも出血もなく、透明で生温かい液体が出てくるだけなので、ちょうどおしっこをもらしたような感じがします。
破水したらどうする?
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